昨日、仕事帰りに家族に連絡をしてみた。
みんな食事はすでに済ませていた…そうだよね、もう夜の9時過ぎだった。
自宅近くの駅を降りて、なにか食べて帰ろうかな、今日はお酒を飲みたい気分でもないし、と思いながら歩いていたらお蕎麦屋さんがあった。
ここにお蕎麦屋さんがあるのは以前から知っていて、気にはなってたけれど…暖簾下のメニューを見ると夜9時半がラストオーダー、そのままの流れで入ってみた。
中にはお客さんが3人。いい感じでお酒を飲んで結構大きな声で話している。
そのせいか私が店内に入ったことにお店の人は気が付かない。お客さんのうちの一人が大きな声で店員さんを呼んでくれた。
もう時間も遅いからなるべく手のかからないものを注文しようと思ったのだけれど、どうしてもとり天が食べたくなってしまって。申し訳ないと言いながらざるそばととり天を頼んだ。これに日本酒でもあれば最高なんだけど、今日はやめておこう。
少し時間が経って、店員さん、いや店主が「おまちどうさまー」の声と一緒に注文したものを運んできてくれた。
まずはお蕎麦をずるずるっと。そのあとにとり天…あげたてで、むね肉なのにとても柔らかい。きちんと切り込みを入れてあるし、下処理をきちんとしているからこんなに美味しいんだろうな、なんて思いながらパクパク。あっという間にねぎを入れて蕎麦湯をいただいていた。
いつも食事は自分で用意している。家族もいるからそれはあたりまえなんだけれど。
誰かに食事を作ってもらう、それは飲食店でも友人宅でもそうで。自分のために食事を準備してくれるって普段の私にはないことだから、本当に特別でとてもうれしくなってしまう。
ストレスフルな一日だったけれど、お蕎麦ととり天のおかげでいい一日になった。
今日も一日ありがとう。